温泉の種類

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温泉の種類

温泉の効能

温泉の種類



温泉というと「ホカホカで温か」なイメージがありますが、温泉法で決められている温泉は、泉源における水温が25℃以上であるか(25℃未満のものは冷泉または鉱泉と呼ぶ事があります)、もしくは温泉法で決められた成分のうち、どれかひとつ以上のものを含むものを温泉といいます。
ですから、温泉法の温泉では「ホカホカでない温泉」もあるということになります。

これに対して、環境省が示している鉱泉分析法指針では「常水」と「鉱水」に種類分けしてあって、鉱水は湧き出した時の温度が25℃以上であるか、または指定された成分が一定の値以上である場合には「鉱水」とされていて、更に34℃以上42℃未満の泉温のものを「温泉」と呼ぶようです。

こちらは私たちに馴染みのある「ホカホカの温泉」の指針になっていて、「弱酸性の温泉」だとか「硫黄泉」だとか、よく耳にする温泉の種類もこの指針に基づいて種類分けされています。

さて、温泉の種類ですが、この種類分けにも幾つかの方法がありますが、ここでは基本的な温泉の分け方とその種類について紹介します。

温度による温泉の種類
環境省の鉱泉分析法指針に従って、湧出または採取したときの泉温によって決められる種類で、以下の四つがあります。
冷鉱泉 … 25℃未満
微温泉 … 25℃以上34℃未満
温泉   … 34℃以上42℃未満
高温泉 … 42℃以上

温泉のpH値(水素イオン濃度)による種類
同じく環境省の鉱泉分析法指針による分類で、温泉が湧き出たときのpH値による種類です。
温泉のpH値が低いほど肌にピリピリと感じ、高くなるとヌルヌルとした肌触りになります。
これは皮膚の角質部分がお湯の中で分解しているからで、どちらのお湯も、皮膚の角質を落とすという効果があります。
酸性       …  pH3未満
弱酸性     …  pH3以上6未満
中性       …  pH6以上7.5未満
弱アルカリ性  …  pH7.5以上8.5未満
アルカリ性    …  pH8.5以上

温泉の浸透圧による種類
これも鉱泉分析法指針による温泉の種類で、基準となる等張液に対して浸透圧が高いかどうかで温泉の種類を決めます。
高張性の温泉は浸透圧が高いので、基本的には温泉の成分が体に浸透しやすくなります。
低張性 …  溶存物質総量 8g/kg未満・氷点-0.55℃以上
等張性 … 溶存物質総量 8g/kg以上10g/kg未満・氷点-0.55℃未満-0.58℃以上
高張性 … 溶存物質総量 10g/kg以上・氷点-0.58℃未満

温泉の成分(泉質)による種類
温泉に入る場合その泉質が気になるところですが、これは温泉に含まれる成分によって種類分けされます。
その種類は温泉法と鉱泉分析法指針で示されていますが、鉱泉分析法指針では、鉱泉の中でも治療の目的になるものを「療養泉」と定義して、特定された成分についても更に規定しています。
この治療泉の名称は掲示用泉質名・旧泉質名・新泉質名などがありますが、掲示用泉質名には次のような種類があります。

よく温泉で眼にするものはこの掲示用泉質名だと思いますが、実際の温泉には主な成分の他にもさまざまな成分も含まれているので、泉質の効能はあくまでも目安といったところで、必ずしも誰にでも効能があるとは限らないので注意してくださいね。
単純温泉 (旧泉質名/単純泉)
温泉の成分量が、温泉水1kg中1000mg未満と少ない温泉ですが、その為、刺激が少なく肌に優しい温泉で、名湯と呼ばれる温泉が多いのもこの種類です。
◆この泉質の温泉 / 宇奈月温泉 箱根温泉 鬼怒川温泉 湯河原温泉 別府温泉
               湯布院温泉 道後温泉 大歩危温泉 下呂温泉
 修善寺温泉
塩化物泉 (旧泉質名/食塩泉)
ナトリウムが多く含まれる温泉で、単純温泉と共によくある種類の温泉です。
無色透明で、湯上り後の保温効果も良い温泉です。

◆この泉質の温泉 / 皆生温泉 三朝温泉 定山渓温泉 登別温泉 洞爺湖温泉 
            湯の川温泉 和倉温泉 箱根温泉 城崎温泉 串本温泉
            白浜温泉 秋保温泉 熱海温泉 飛騨高山温泉
二酸化炭素泉 (旧泉質名/単純炭酸泉)
無色透明の温泉で、お湯の中にに炭酸ガスが溶け込んでいるので「泡の湯」とも呼ばれている種類の温泉です。
◆この泉質の温泉 / 有馬温泉
炭酸水素塩泉 (旧泉質名/重曹泉)
旧泉質名で重曹泉と呼ばれているものに多く、アルカリ性のお湯で「美人の湯」など呼ばれています。
◆この泉質の温泉 / 金毘羅温泉
硫酸塩泉 (旧泉質名/石膏泉)
硫酸塩が含まれている種類の温泉で、石膏泉と呼ばれているものには苦味があるのが特徴です。
◆この泉質の温泉 / 松江宍道湖温泉 玉造温泉 登別温泉 山代温泉 山中温泉
            富士河口湖温泉 乳頭温泉郷
硫黄泉 (旧泉質名/硫黄泉)
硫黄が多く含まれる種類の温泉で、硫化水素特有の卵の腐ったような臭いが特徴ですが、さまざまな効能があるといわれています。
◆この泉質の温泉 / 草津温泉 野沢温泉 白骨温泉 霧島温泉 雲仙温泉
              大歩危温泉 乳頭温泉郷
含鉄泉 (旧泉質名/鉄泉)
鉄を含む温泉で、最初は無色透明ですが、鉄分が空気に触れるとお湯は酸化して茶褐色になるのが特徴です。
◆この泉質の温泉 / 登別温泉 乳頭温泉郷
酸性泉 (旧泉質名/単純酸性泉)
水素イオンを多く含む温泉の種類で、殺菌効果が高いと言われています。
◆この泉質の温泉 / 登別温泉 乳頭温泉郷 草津温泉
含アルミニウム泉 (旧泉質名/明礬泉など)
アルミニウムを含む種類の温泉で、殺菌消毒作用があるといわれています。
また、「眼の湯」と呼ばれることもあって、結膜炎などの慢性の粘膜疾患にも効能があるといわれています。
◆この泉質の温泉 / 草津温泉 蔵王温泉
含銅・鉄泉
銅や鉄を含む温泉で、鉄泉と同じで、最初は無色透明ですが、成分の酸化によってお湯の色が黄色くなるのが特徴です。
◆この泉質の温泉 / 有馬温泉
放射能泉 (旧泉質名/放射能泉)
ラドン、ラジウムが含まれる温泉で、療養などに適していると言われています。
◆この泉質の温泉 / 三朝温泉 有馬温泉 乳頭温泉郷